先日、日本大学生物資源科学部森林学科にお邪魔をし、講義を行いました!
講義と言っても何かについて詳しく、ではなく
林業の現状は?
森林組合とは何をしている組織なのか?
そもそも林業って何?
を森林に入りたてのフレッシュな1年生にお伝えしてきました。
前段階としてーーー
キャンパス内のサクラを伐採したので何か作りたい!
というご依頼があり、
昨年の5月に大山材木店さんに乾燥・製材をしてもらい、
ラルースさんに印字、レーザー加工、屋外用塗装をしてもらいました。
小田原にも数回、足を運んでいただき、色々活動をする中で
是非とも!大学で講義をしてほしいとのオファーがありました。
本来であれば、処分されてしまうサクラの幹に目をつけるなんて、さすが森林学科の先生方と思いました。
講義内容はーーー
小田原市をはじめ、国や県の取り組み、最新の森林調査方法、木材が流通するまで等、真面目な内容から、
20年間、林業に従事してきた者として驚き、困難だったことまでお伝えしました。
森林学科に入り3ヵ月、林業や木材に興味を持ってくれる学生さんも多く、
講義中に熱心にメモを取ってくれる学生さんや、
授業後に質問や納品した看板を触りにくる学生さんもいました。
中には小田原で既に木質化をした小学校出身の学生さんもいて、
久しぶりに母校に立ち寄ったら木の匂いになっていた
と直に間伐材の感想を聞けたりもしました。
今後、森林・木材を学習していく何かのきっかけになれば良いかなと思います。
よく、専門性のある大学を卒業してもその専門の職業に就く学生はごく一部と耳にします。
今回、講義を聞いた学生さん達が林業に限らず、木を扱う職に就いてくれることを切に願っています。
看板一つを取ってみても、ストーリーが出来上がるのは素敵ですね!
看板を協同製作しました大山材木店さんとラルースさんのホームページになります。
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小田原市森林組合では日々の様子をInstagramでも更新しています。