こんにちは、
写真は川崎市市政100周年を迎え、木材の有効利用として作成したナラ枯れの被害を受けたベンチになります。
小田原市本庁舎の正面玄関に飾ってありますので、是非ご覧ください!
さて、カラッと晴れ、風の強い日が続きます。
このまま暑い日が続き、夏場は40度になる日が来てしまうのでしょうか…(汗)
春と秋が連続する季節であればいいのにと思う日々です。
○木の幹は丸太に、枝はーー
さて、今回は伐採した木の枝葉はどこに行くのか?というお話です。

1月帯状間伐現場より
昨年度、伐採した現場から大量の枝葉が出てきました!
通常の間伐であれば、現場で設置した作業路の横に存置しておきます。
しかし、昨年の現場は今年度植え付けを行うため、
枝葉があると植え付けできません。
しかもまた、この枝葉がとても大きく、人間一人では持ち上げられません。
考えた末出た結果が、リサイクルに使用することでした。
リサイクルと言っても再度、枝葉として使ってもらうわけではなく(笑)
大型の破砕機を用いて、チップにし、バイオマス発電の燃料やバーク堆肥にします。
処分費がかからず、地球の環境的にも、組合の経済的にも嬉しい側面があります。
現在、全国的に皆伐と言われる伐採の手法がメジャーです。
木が伐られるのを待っており、政府も花粉症発生源対策ということで積極的に木を伐る活動が増えています。
その中で出てきた短ころや枝葉は動物の住処や分解されて栄養分になります。
しかし、量が多いとそう上手く分解が行かず、むしろ山崩れの原因になることがあります。
そこで、リサイクルを行い、有効活用しようというのが今回の取り組みになります。
皆伐をメインで行っている地域においてはもう周知の事実かもしれませんが、電気関係、農業関係の方にも周知出来ると良いなと思います。
来年も同じ取り組みを続けていきます。

枝葉の引き取り現場
※持ち主の許可なく山林に入る行為は不法侵入 ・山林の物を採るのは財産侵害に当たりますので
許可を取ってから入りましょう。