こんにちは、梅も咲き、春の訪れが感じられます。
山でも暖かくなり虫が飛び始め、花も見られるようになりました。
小田原市森林組合では、小田原市や神奈川県建築士会小田原地方支部、小田原地区木材業協同組合などの皆さんと建築物の木造化・木質化を推進する取組を行っています。
小田原市でも、橘地区に木造2階建ての小田原市認定こども園の建設を予定しています。
材料は積極的に小田原産材を使用し、子供達に木のぬくもりが感じられ、教育・保育の質向上が図れる施設を目指しています。
能登半島地震から学ぶこと
ここで向かい風となるのが、本年1月1日に発生した能登半島地震です。
木造家屋の倒壊・火災といった悪い印象が世間の目に晒されました。
元々、木造は居住環境に光や風の通り道といった自然を取り入れた空間や自然素材のもつ優しさや快適性が評価される点になっていました。
しかし、デメリットもあり、古い木造住宅が密集している地域は一箇所から出火があると延焼し、大火災になってしまいます。また、地震についても新しい建築基準を満たしておらず、耐震補強も実施されていない建物は倒壊の恐れが出てきます。
安心・安全の整備を
防火、倒壊両方に関して、国の基準は見直しされ、公表されています。
一概に基準をクリアしていれば安全というわけではありませんが、耐火・耐震実験などの根拠に基づいた裏付けが一種の判断材料になります。
建設予定の認定こども園は様々な法令や適用基準を満たしたうえで、安心・安全でぬくもりやゆとりが感じられる脱炭素化に寄与する施設として整備される予定です。
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我々小田原市森林組合にできるのは丸太の提供と情報発信になりますが、川上・川中・川下の皆さんと連携し、出来ることを精一杯行っていく次第でありますので、
今後ともよろしくお願い致します。
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