これからの取り組み

みんなで森を守る活動 – その1 SDGs?森林保全? –

昨今、やっと日本でも当たり前に耳にするようになったSDGs、何のことかご存知でしょうか?

SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットにおいて全会一致で採択された、2030年を年限とする国際目標のこと。誰一人取り残さず、持続可能で多様性と包括性のある社会を実現するため、SDGsでは17個の国際目標の下に、169のターゲットと232の指標が定められています。

今、目標に向け、世界中が動き出しています。

レジ袋をエコバッグに変えたり、リサイクルの強化をするようになったり、自分の生活に影響が出て初めて存在を知った方も多いかもしれせん。
未来の環境を守るために、今すぐにでも取り組むべき課題ばかりなのです。

SDGsの13番目、「気候変動について考えよう」という項目が、今回のテーマに関わる目標です。

近年、地球温暖化によってアラスカやシベリアの永久凍土が溶け温室効果ガスが放出、また海面が上昇し島が沈んでしまったりと、非常に大きな問題になっています。このような気候変動を防ぐために、CO2(二酸化炭素)の排出を減らすことが必要です。

CO2などの温室効果ガスは、濃度が上がるほど地球に戻る日射熱(太陽の光によって生じる熱)の一部を吸収し、余分な熱を大気中に通しやすくするため、地球全体の温度を上昇させると考えられています。
このCO2削減のために、国、企業だけでなく個人一人一人も動き出しているのです。

 
 

カーボンニュートラルという考え方

カーボンニュートラルという言葉があります。難しいカタカナが多いですね。

企業や組織が、排出したCO2などの温室効果ガスの量と自然界への吸収量を同じにするという考え方のことです。
産業のためには、生産活動を止めることはできません。
出す代わりにプラスマイナスがゼロになるような活動をしようということです。

“自然界への吸収”というところで、やっと私たちの出番がやってきました。
森の木々はCO2を吸収してくれます。森を守ることがカーボンニュートラルに繋がることは明白です。

しかし、森の保全は一朝一夕でできるものではありません。木を植え、育て、守り、長い年月が当たり前にかかるものです。
1人1人が自分たちの生活の中でできることを考えつつ、身近な森を守っていく活動に興味をもつようになれば実現に近づいていくことでしょう。
 
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難しい言葉が多くなりましたが、これから[森林保全]というテーマでいろいろな活動に繋がるコラムを展開していきます。

次回は、森林保全についてもう少し詳しい内容に触れたいと思います。どうぞお楽しみに!

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