季節のコラム

丸太の不思議

冬の寒さがひしひしと伝わる季節になりましたね。

ただ、山での作業は汗をかきます。

最近、トピックを載せられていないので、興味あるかな〜と思う内容を載せます。

○丸太の水分

まず、こちらの動画をご覧ください。

→丸太の水分量の様子

雨が降っているわけではなく、

丸太をグラップルで掴んだ際の丸太を絞った時です!

伐採の時は10月の半ばですが、まだまだ水を吸い上げて、

急に掴むとジャバーッと水が出てきます。すごいですね。

丸太を伐採する期間は彼岸から彼岸と言われる様に冬がメインとなるのですが、

夏や雨の後は木が水分を吸い上げ、光合成や呼吸の一部として使っています。

もっと不思議なものはこちらです。

水が少しずつ落ちていくため、夜の間凍って、つららになってしまっています。

凍る様子をずっと見てみたいですね(笑)

この様な新しい発見があるから日々、楽しく業務ができます。

○材木にすると
同じく水分の話になりますが、丸太であの水分量では材木にした時とてつもなく湿り気があります。

もちろん、そのままでは歪みやカビが出てきてしまうので、

乾燥の期間を設けて、ようやく建造物に使える様になります。

木材を建物に使う難しさとして、伐り出しから建築までが読めなかったり、

時間がかかってしまうことがあります。

それも含めて木材と言いたいところですが、扱いは難しいですよね。

今後は工務店さんや住宅の発注元の方にも木材の良しあしをご理解いただけるように

普及活動を出来たら良いなと思っています!

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